地元消防団員の手当と退職金

 私は約5年間、地元消防団員として活動して参りましたが、諸事情により今年の3月で退団することになりました。で、その時に分団長から退職金が出るということを聞きました。どうやら5年以上勤めると退職金が出るようです。ボランティアで活動していたのに退職金が出るとは予想外で嬉しかったですね~。でもこの退職金って税金の対象になるのでしょうか?

 実は、税金の対象になるんです。この退職金は10種類ある所得のうちの「退職所得」に該当するんです。でも、実際は消防団員の退職金はそんなに高額ではないので、退職所得の計算をしても税金が発生することはまずないと思います。でも一つ条件があって、退職時に「退職所得の受給に関する申告書」という紙を1枚提出しないといけません。これを提出していないときは、退職金から一律20%の税率で税金が引かれますので、最終的な税金は確定申告をして精算することになります。実際には「退職所得の受給に関する申告書」が送られてきますので必要事項を記入して返信すれば問題ありません。

 では、次に消防団員として活動している時にもらう手当についてはどうでしょうか?火災や災害が多い地区もあれば、年間ほとんど何もない所もあるかと思いますが、例えば、火災等が多い地区でほとんど出動された場合は手当も多くもらえるかもしれません。この手当は税金の対象になるのでしょうか?申告しないといけないのでしょうか?

 実は、この手当については税金の対象にはなりません。従って申告する必要もありません。これは所得税基本通達に記されています。もう私は退団しておりますので手当をもらうことはありませんが、現役の消防団員の皆様にはより一層のご活躍を期待しております。私も今後は違った形で地元のお役に立てればと考えております。

 

〈参考〉

所得税基本通達

法第28-8、28-9